蝉の寿命は、なぜ短い??

蝉は成虫になって1週間しか
生きていられないと言われています。
このことから蝉の寿命は短いと思われていますが、
蝉は、成虫になってから1週間しか
生きていられないというのは、間違いです。
実は、およそ1か月生き続けます。
と書くと、全ての個体が1か月生き続ける様にみえますので、
1週間~1か月生きるというのが正解かもしれません。

成虫になってからの寿命が短くも見えますが、
鮭や鮎をみても、他の昆虫をみても成体になり
繁殖期があり産卵という期間を見ると、セミと
さほど変わりません。

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蝉だけがなぜ寿命が短いと言われているの?

他の昆虫を見れば、セミとさほど
変わらないものはおろか、
蝉よりも短いものだっています。

例えば、カゲロウは1~2日ですし、
モンシロチョウやモンキチョウは、2週間~1か月です。

なぜ蝉だけが寿命が短いといわれるのかというと、
幼虫期間が7年間と非常に長いからだと思います。
ただ長いだけでなく、幼虫は土の中で生活をしますので、
実際にわれわれの目に入ってくるのは成虫の時だけ。
これが蝉の寿命は短いという所以なのでしょう。

幼虫期間を入れると蝉は寿命が長い!?

蝉は、木に卵を産みます。生まれた卵は
孵化するまでにおよそ1年かかります。
孵化した幼虫は、自力で木から這い出してきて
土の上に落ちて自分で土の中にもぐっていきます。

幼虫は、土の中で樹液を吸って成長します。
先ほど土の中で7年と書きましたが、
蝉の種類によって変わってきます。

  • ミンミンゼミ ⇒ 2~4年
  • アブラゼミ  ⇒ 2~4年
  • クマゼミ   ⇒ 2~5年
  • ツクツクボウシ⇒1~2年
  • ニイニイゼミ ⇒ 4~5年

というように種類によっても土の中で生活する期間がバラバラですし、
1種類によっても、2~4年と幅があります。
そもそも7年土の中と言われているのに、
その種類の蝉がいませんよね。
実際は、この表が正解のようです。

土の中での生活に差があるのは、
樹液の栄養や温度の差が関係しているようです。
栄養状態などの環境が良ければそれだけ早く成虫になりますし、
悪い環境ですと、表で表した以上に土の中の生活が長くなります。

アメリカでは、土の中で17年も費やす蝉もいるそうです。

これを見ると蝉は他の昆虫よりも寿命が長いと言えます。
計算すると、セミの寿命は、平均3~5年は生きることになります。

アゲハ蝶を見ると、成虫になるまではおよそ1か月かかり
成虫はおよそ3週間生きます。
これを見ると、いかに蝉の寿命が長いのかがわかります。

なぜ蝉は成虫の時に1~4週間と寿命に差があるのか?

これは環境や時期が大きく関係している物だと思います。
蝉は、夏の生き物ですが、実は暑さに弱いのです。
蝉の鳴く時間は、早朝や夕方が多く、昼間はあまり鳴き声を
聴きませんよね?これは、昼間は暑すぎて蝉もばてているんです。

つまり、暑い年には蝉は早く死んでしまいます。
特に一番暑い8月に成虫になった蝉は早死にする可能性が
高くなります。

逆に、9月を過ぎて成虫になった蝉の寿命は長くなると言えます。
長い個体になると、2か月ほど生きる蝉もいるそうです。

天敵の多さによっても、寿命が変わってきます。
天敵の多いところで生まれた蝉は当然寿命が短くなりますし、
少ないところで生まれた蝉は寿命が長くなります。

というように、環境や時期によって蝉の寿命は変化します。

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